介護食になっても外で食事できる?外食時の対応まとめ
普通食を食べるのが難しくなってくると、外食もなかなかできなくなりますよね。ですが毎日ずっと家で食事をしていると飽きてしまいますし、たまには家族で外食したいですよね!高齢者も、家族も気分転換になりますし、楽しみにもつながります。
介護食といってもいろいろ形態がありますが、外食をしたときに対応してもらえるのでしょうか?
まずはメニューから選んでみよう!
介護食を食べている人の中でも、刻み食やゼリー食、ソフト食でしたら、メニューによっては食べられるものがあるのではないでしょうか。例えば洋食でしたら、オムレツやグラタン、白身魚、ポタージュスープなど。和食でしたら煮魚、茶わん蒸し、豆腐料理など。
食べる前に家族が中身をチェックしてあげる必要はありますが、探してみると結構食べられるメニューはあるものですよ!
お店にもよりますが、お願いすれば小さくカットしてくれることもあります。事前に調べておくとよいですね。もちろん、家族がカットしてもいいのですが、初めから食べやすい状態になっていると高齢者も喜ぶのではないでしょうか。
また、車椅子の場合は行く前にバリアフリーのお店なのかどうかも調べておく必要があります。車椅子用のトイレがあるかどうかなども重要ですね。
持ち込みしても大丈夫?
水を飲むのが難しい場合などは、市販のとろみ剤を持ち込む人も多いです。飲食店は基本的には持ち込みNGですが、普通の食事が難しい場合は大抵の場合受け入れてもらえます。離乳食なども持ち込む人はいますので、食事自体を持ち込むこともできるかもしれません。お店に確認してみましょう。
また、普段使っている箸やスプーンなども忘れないように持っていきましょう。
介護食対応レストランも増えている!
高齢社会に伴い、介護食は注目されています。
ですから、完全に介護食に対応したレストランも増えているんですよ!対応というだけで介護食専用のレストランという訳ではありませんので、普通食もあり、もちろん家族も一緒に楽しむことができます。
「介護食対応」と大々的に謳っていなくても、きちんとしたレストランなら対応してくれる場合もあります。
以前、ホテルのフレンチレストランで働いていたことがあるのですが、おばあちゃんの米寿のお祝いで利用された方がいました。その方はミキサー食だったのですが、すべてペースト状の料理を提供していました。試食させてもらいましたが、いつもの料理を作ってからミキサーにかけているので味もおいしく、見た目もとっても美しかったです。
とくにミキサー食しか食べられない人は外食をあきらめていたという人も多いと思いますが、対応してくれるレストランもあるので探してみてはいかがでしょうか。
頻繁にという訳にはいかなくても、誕生日や敬老の日のお祝いなどに家族で外食ができたらきっと喜んでもらえますよね!
まとめ
普通食を食べるのが難しくなった方でも、外食をすると気分も上がり、楽しみにつながります。メニューの中でも食べられるものはあると思いますので探してみてはいかがでしょうか。
お店によっては刻み対応やミキサー対応まで行ってくれるところもあります。また、介護食対応のレストランも増えてきています。
レストランに行く際は、事前にどのようなものなら食べられるのかを伝えるのはもちろん、バリアフリーであるかどうかなど必要なことはしっかり聞くようにして快適に外食を楽しんでください。
現在は介護食の冷凍宅配弁当が売られています。見た目や柔らかさにこだわられていて自宅では中々作れないメニューも豊富にあります。外食のかわり…とはさすがにいきませんが、たまに利用してみると食欲アップに繋がりやすくおすすめです。