自助具を使えば1人でも食べやすく!介護食に便利な自助具のまとめ
高齢になってくると様々な理由で、自分で食事をとることが難しくなってきてしまいます。そのため、食事のお手伝い(介助)をしているひとも多いと思いますが、なかなか大変ですよね。
少しでも自分で食べられるようにトレーニングしていくとまた食べられるようになることもあるんですよ。とくに、けがや病気が原因で箸やスプーンがうまく使えないというひとは自助具を使うとスムーズに食べられるようになることも。
自分で食事をしているけれど、たくさんこぼしてしまうという人にもおすすめです。
自助具とは?
自助具とは、動作をサポートする道具のことです。食事の自助具というと、箸やスプーン、お皿などがあります。上手く箸が持てずに上手に食べられなくなると、食欲がなくなってしまうという人も多いです。こぼしているのが恥ずかしい、人に迷惑をかけてしまうと気に病んでしまう人もいます。
ですが、自助具で動作をサポートすると自力で食べやすくなります。自分一人で食べられるということは高齢者の喜びや自信にもつながるんですよ!
食事がとりづらそうだなと思ったら、取り入れてみてはいかがでしょうか?
箸やスプーンを変えてみよう!
箸やスプーンがうまく持てないのならまず変えてみることをおすすめします。
箸
利き手が使えない人や、握力の低下で箸で食べ物をつまめない人、食べ物を途中で落としてしまう人には、介助箸がおすすめです。今使っている箸にクリップを付けるタイプのものと、始めから2本の箸がつながっているタイプのものがあります。
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こちらはトングタイプになっていて、箸先がそろいやすいので簡単に食べ物をつかむことができます。軽く握るだけでOKなので、握力が弱くなった人でも安心です。
スプーン・フォーク
スプーンやフォークも、握力が低下している人や利き手が使えない人におすすめです。肩やひじ、手指が動かしにくい人でも使いやすいものもあります。介助用のスプーンの特徴は、グリップが持ちやすく長時間使っても疲れにくいです。先端が深くなっていてこぼれにくく、口に入れやすい大きさのものが多いです。
介助して食べさせてあげる場合でも、口に入れやすい大きさのスプーンはあるといいですよ。
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こちらは持ちやすく、口に入れやすい大きさのスプーンです。自助具としても、介助具としても使えます。
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こちらはしっかり握れる太いグリップが特徴です。スプーンが曲がるように設計されているので、利き手以外で食べる場合でも使いやすいです。持ちやすい太さは人によって変わりますので、自分に合ったものを探してみてくださいね。
食器やマットでも食べやすさが変わる!
箸やスプーンだけでなく、滑り止めのついたマットやお皿も食事を助けてくれます。滑り止めがあると、お皿を倒してしまう心配が少なくなります。
また、片側麻痺やリウマチなどで、食器を押さえたり持ち上げたりすることができない人でも食べやすいです。スプーンですくいやすい設計にもなっているので食べ残しが減りますよ。
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滑りにくい設計で、片手でもすくいやすいようになっています。また軽くて持ち上げやすいという特徴もあり、幅広い方の役に立つのではないでしょうか。さまざまな大きさがありますので一通りそろえておくと便利ですね。
他にも、最後まで飲みやすいように傾斜のついたコップなどもあります。
まとめ
現在介助が必要になっている人でも、そうでない人でも自助具を使うと食事がとりやすくなることがあります。
食べ物でしっかり栄養を摂ることはとても大切です。食器一つで食べる量が変わることもありますので、ぜひ取り入れてみてください。自宅で作る場合はもちろん、宅配食の場合でも移し替えて使うことができます。
また、手指を動かして自分で食事をとることは認知症の予防にもつながるのでおすすめですよ。